アドワーズ広告・アドセンス広告

企業にとり、インターネットのサイバー空間の中での企業の見え方は重要なイメージ形成要素といえる。
企業案内のためのサイトのほかに、商品ごとのサイトや、IR目的のサイト、キャンペーンサイトなど、目的にあわせた複数のサイトを開設し、多様な情報を発信する努力は普通に行われるようになってきている。
しかし、複数のサイトを運営したとしても、そこへのアクセス数が獲得できなければ、ムダ弾となる。
そこで、広告や各種のパンフレットや商品にURLを記載したり、ポータルサイトメールマガジンへの広告の掲出などにより、アクセスを誘導することになる。
このようなアクセス誘導の切り札としてここ数年注目を集めてきたのが、検索エンジン技術の活用である。
検索エンジン大手のグーグルが、02年7月に日本でもスタートさせたのが「アドワーズ広告」である。
あなたの会社が、博物館向けに恐竜の模型を製作する会社だとすると、「博物館」×「恐竜」の2つのキーワードを指定し契約する。もちろん和文・英文の両方だ。
この2つのことばが同時に検索されたとき、バナー広告が検索結果ページに表示されることになる。
そもそも博物館向け恐竜模型製作会社の潜在顧客は限られている。しかも、日本だけでなく世界に散在しているはずだ。テレビ広告の使用など考えられない。これまでプロモーション手段として考えられたのは、専門雑誌の広告、ダイレクトメール、展示会への参加ぐらいだろう。
アドワーズが新しい顧客獲得の手法としてのポテンシャルを備えていることはご理解いただけるだろう。
ちなみに、同じテクノロジーを用いて、検索結果ページではなく、登録した個人ホームページに表示することも可能である。このサービスは「アドセンス広告」と呼ばれる。