2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

九州芸工大への期待

大学全入は、これから始まる大学冬の時代の序章に過ぎません。 ここに、世界と日本の人口の将来推計グラフを持ってきました。青の線がこれからの世界の人口ですが、中位の推計で見ると、世界の人口は、2050年には優に90億人を超えます。低い推計でも80億人に…

大学のブランド

最後に大学にとってのブランドについてお話しさせていただこうと思います。 多くの人がブランドと評価する大学は、日本にもいくつか存在します。いずれも旧帝大や伝統のある私立大学などで、長年の実績と定評とがブランドを作り上げました。これらは、いわば…

ブランド構築のポイント

それでは、ブランドを構築するためには、具体的にはどうすればいいのでしょう。 まず、ブランドを作るためには、この点を明確する必要があるという項目を5つにまとめてみました。 ブランド・アイデンティティ ブランド体系 戦略顧客 ブランドコンタクトポイ…

ブランド論の混乱

先ほど、2000年に入ってから、さまざまな企業がブランド担当組織を作っているとご紹介しましたが、これらの企業が順調にブランド構築しているのかというと、正直なところ暗中模索の状態が多いようです。 また、ブランドのセミナーは多く開かれ、人気があるわ…

ブランド論の発展

先程も佐藤先生から、「最近ブランド論が盛んだけれども、何故なのか」とのご発言がありました。 「ブランド」ということばそのものは、昔から存在していたわけですが、その言葉に新しい意味づけを与え、今日のブランド論隆盛の口火を切ったのが、デビット・…

ブランドの効用

このようにして顧客の認識の中でブランドが確立すると、それは顧客のロイヤリティを高め、次の購買を促します。ロイヤリティが高まるほど、顧客は価格よりブランドで商品を選択するようになるでしょう。 佐賀関漁協はこのようなプロセスを踏むことで、浜値で…

関サバにみるブランドの条件

それでは、なぜ、以前と比べると10倍、品質の近似している岬サバと比べても2倍のプレミアム価格を発生させることができたのか。関サバの事例を踏まえ、ブランドの特質を一般化してみたいと思います。 先程ご紹介した岬サバという名前を聞いたことのある人、…

関サバはどのようにブランドになったのか

まず、ご当地九州にちなみ、関サバを素材に、ブランドの条件を考えてみましょう。 私、昨日福岡に入りましたが、関サバはご承知のとおり高級魚です。そこで、昨日はごまサバを、大変おいしくいただきました。 それにしても、関サバはなぜあんなに高価なので…

ブランドとは何か

03年6月、九州芸術工科大学で行った講演の書き起こしです。 - 今日はブランドとは何か、また、なぜ今ブランドが注目されているのか、更に、どうすればブランドができるのか、といったあたりをお話します。 また、佐藤先生からお話がございましたとおり、…