2004-01-01から1年間の記事一覧

ブログの可能性

出版キャンペーン事例でマーケティングPRでの活用を考え、社長ブログに企業広報の変革の可能性を探り、参加型ジャーナリズム事例でメディア変貌の予感を見てきた。 これ以外にブログの発達が広報に与えるインパクトの可能性はいくつか指摘できる。 まず、…

事例 大手マスコミ不信と参加型ジャーナリズムの模索

日本において、ブログが大手マスコミを批判する事例が出始めている。 共同通信の編集委員室は署名つきで実験的なブログを開設している。6月26日に掲載されたライブドアの堀江社長を批判するコメントが反発を招き、一般からの批判の嵐の前で約2ヶ月間更新…

事例 社長ブログ 

ブログの開設・運営者の中には、企業経営者も多く含まれている、ニフティの古河建純社長、マイクロソフトの古川亨社長、GMO熊谷正寿社長、ライブドア堀江貴文社長、サイバーエージェント藤田晋社長、クララオンライン家本賢太郎社長、マネックス松本大社…

事例 出版キャンペーン

以下、ブログ関連の事例を見ていきたい。まず、新刊書の告知をブログで行う事例を見てみよう。 著者が自分の運営するページで、自身の著書についての記事を書き、その記事を友人のブログにトラックバックする。 トラックバックにより、友人のブログには著者…

増加の要因

ブログブームの背景として、プロバイダ各社のサービスの増加とともに、技術革新による、以下のような機能の充実が指摘できる。 1.作成の容易さ これまで、個人ホームページはページの作成とサーバへの送信に手間がかかった。ブログはWEB上の作成画面からメー…

ブログとは

ブログとは、WEBとLOG(コンピューターの利用状況や通信の記録)との合成語WEBLOG(ウェブログ)の略語で、一般的にはWEB上の日記として理解されてきた。 第三者の目に触れることが前提であるため、純粋な日記というより、趣味にまつわる話しや、ニュースに…

はじめに

インターネットの簡易日記風ホームページをブログと呼ぶが、04年になり個人で開設するブログが急激に増加している。 本論では、03年暮以降に起こった、ブログ関連の事例を通じ、コミュニケーション手段としてのブログの特質を考察することにより、企業広…

ブログを活用した企業広報の可能性

九州芸工大への期待

大学全入は、これから始まる大学冬の時代の序章に過ぎません。 ここに、世界と日本の人口の将来推計グラフを持ってきました。青の線がこれからの世界の人口ですが、中位の推計で見ると、世界の人口は、2050年には優に90億人を超えます。低い推計でも80億人に…

大学のブランド

最後に大学にとってのブランドについてお話しさせていただこうと思います。 多くの人がブランドと評価する大学は、日本にもいくつか存在します。いずれも旧帝大や伝統のある私立大学などで、長年の実績と定評とがブランドを作り上げました。これらは、いわば…

ブランド構築のポイント

それでは、ブランドを構築するためには、具体的にはどうすればいいのでしょう。 まず、ブランドを作るためには、この点を明確する必要があるという項目を5つにまとめてみました。 ブランド・アイデンティティ ブランド体系 戦略顧客 ブランドコンタクトポイ…

ブランド論の混乱

先ほど、2000年に入ってから、さまざまな企業がブランド担当組織を作っているとご紹介しましたが、これらの企業が順調にブランド構築しているのかというと、正直なところ暗中模索の状態が多いようです。 また、ブランドのセミナーは多く開かれ、人気があるわ…

ブランド論の発展

先程も佐藤先生から、「最近ブランド論が盛んだけれども、何故なのか」とのご発言がありました。 「ブランド」ということばそのものは、昔から存在していたわけですが、その言葉に新しい意味づけを与え、今日のブランド論隆盛の口火を切ったのが、デビット・…

ブランドの効用

このようにして顧客の認識の中でブランドが確立すると、それは顧客のロイヤリティを高め、次の購買を促します。ロイヤリティが高まるほど、顧客は価格よりブランドで商品を選択するようになるでしょう。 佐賀関漁協はこのようなプロセスを踏むことで、浜値で…

関サバにみるブランドの条件

それでは、なぜ、以前と比べると10倍、品質の近似している岬サバと比べても2倍のプレミアム価格を発生させることができたのか。関サバの事例を踏まえ、ブランドの特質を一般化してみたいと思います。 先程ご紹介した岬サバという名前を聞いたことのある人、…

関サバはどのようにブランドになったのか

まず、ご当地九州にちなみ、関サバを素材に、ブランドの条件を考えてみましょう。 私、昨日福岡に入りましたが、関サバはご承知のとおり高級魚です。そこで、昨日はごまサバを、大変おいしくいただきました。 それにしても、関サバはなぜあんなに高価なので…

ブランドとは何か

03年6月、九州芸術工科大学で行った講演の書き起こしです。 - 今日はブランドとは何か、また、なぜ今ブランドが注目されているのか、更に、どうすればブランドができるのか、といったあたりをお話します。 また、佐藤先生からお話がございましたとおり、…

【参考文献】

「韓国大邱市地下鉄火災の概要」 消防庁特殊災害室 消防の動き平成15年4月号 「韓国大邱市地下鉄の調査結果概要」 消防庁特殊災害室 消防の動き平成15年5月号 「韓国大邱市における地下鉄火災現地調査」 消防庁特殊災害室 消防の動き平成15年9月号 …

【後日談】

対向列車の運転士は,事故発生から12時間近くたった午後9時半ごろ,警察に出頭するが,それまでの間,地下鉄公社の幹部と会い証言の仕方についての打ち合わせを行っていた,また,地下鉄公社の監査部長は,事故直後に駅の構内ビデオの録画テープを持ち出して…

【知識化】

<過度のITシステム化の陥穽> 大邱地下鉄には無人でも運転可能なハイテクシステムが導入されている.例えば搭載されているTIS(=Train Information System)では各車両の状況を一目で確認できるようになっている.また,駅への停車を認識し自動的にド…

【原因】

放火犯の放火にいたる経緯にはここでは触れない.引火性物質による放火は,日本においても新宿バス放火事件,青森消費者金融放火事件など多くの大量死傷事件が発生している.このような放火が発生したとき被害を最小限にとどめるため,どのような対処がなさ…

【対処】

97年に開業した大邱地下鉄は,2号線が現在建設中で1号線のみ運行している.事故の発生した中央路駅は市内中心部に位置し,隣は国鉄と連絡する大邱駅である.中央路駅の駅員は6名,うち1名は事故当日休暇中であった.駅員のうち2名が殉職している.また,列…

【経過】

放火犯は脳卒中で失職し,失語症,脳梗塞,右半身麻痺の症状を呈し,「脳病変障害2級」の認定を受けている56歳の元タクシー運転手.「死にたい」が口癖だったという. 9時53分ごろ,放火犯は,乗車していた1079号列車が中央路駅に停車するのとほぼ同時に,…

【発生場所】

大韓民国慶尚北道大邱広域市中区南一洞 地下鉄1号線 中央路駅構内