PRの役割

コンタクトポイントでのコミュニケーションを考えて見ましょう。
もちろんTVを中心とした広告が効果的であることは疑いありません。しかし、広告だけでは決してブランドを創ることはできません。多様な種類の情報を信憑性とともに提供するPRの役割が、広告に負けず劣らず重要です。
アル・ライズとローラ・ライズの著した「ブランドは広告でつくれない」(共同PR翻訳監修)は日本でもベストセラーになりましたが、広告以上にPRを活用することの有効性を説いています。
もうひとつ、忘れてならない存在が社員です。特にサービス業においては、顧客との接点に多くの場合ヒトが介在します。マクドナルドの料金表の末尾に「スマイル 0円」と表示されているのは、スタッフの笑顔がマクドナルドブランドにとっての重要なコンタクトポイントであると経営者が考えていることの反映です。
また、マーケティング戦略の隅々にブランドの心をいきわたらせるためには、社員みんなが、ブランドの目指すもの、顧客に対する約束を心のそこから共有し、ブランドを愛しぬくところからスタートする必要があるからです。